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2010年11月19日 (金)

究極のふしぎ箱

Photo Photo_2 Burogu

今回のふしぎ箱、齋藤風子さんの作品は、子どもでも出来るふしぎ箱の究極の姿といってよいでしょう。
風子さん自らが書いてくださったキャプションには、次のように記されています。

「愛染明王ー陽光」は光輝と炎に雲、蓮の花びらが舞う姿を写し、愛が浄化されることを
願います。
「地蔵菩薩ー月光」は子供を救済する地蔵菩薩と高貴な月下美人の花が月の光に照らされ、
子供達の幸せを想っています。
外装は手漉き和紙を使用し、人の縁と縁が繋がる様子をグラデーションの円で染めてみました。

実は今回の「縁」というテーマは、風子さんのご提案でもありました。
「縁、円、宴」というイベントをされたそうです(風子さん、ちょっと違っているかも。間違ってたらごめんなさい)。
その中から「縁」だけをチョイスさせていただきました。

しかし、この技巧には驚嘆します。
ふしぎ箱は鏡(ポリカーボネートミラー)の裏面を削り取って透明にし、そこに色を乗せて画像を作っていくのですが、きちんとした形に削るのは簡単ではありません。
子どもたちには透明のカラーシートを使わせますが、風子さんはグラスデコとカラーインクで絵付しているそうです。
絵柄は実に複雑で繊細です。
普通に描くのだって大変そうなのに、鏡を削って色付けする。
2個完成したときはへとへとだったといっていますが、そうでしょう。
ご本職は染色作家なので出来る作業、染色作品も実に細やかな友禅を染められます。
このような匠の技の作品があり、一方で6歳の子どもでも出来て、素敵な作品が出来上がる。
一見見た目は単なる箱、でもその中にそれぞれの世界が広がっている、まさにその名の通り「ふしぎな箱」なんです。

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