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2010年2月11日 (木)

和の万華鏡展を終えて

たくさんのお作品を出していただいて、大変感謝しております。
しかし、今年は全体的に見てちょっとインパクトが弱かったかな、と思いました。
というのは、作家さんたちが、売れ筋ということを気にしすぎたように思うのです。
景気が悪いから安くして、という風に考えていくと、どんどん悪い方へいってしまうのではないか。なんとなく今年は縮こまった感じを受けました。
ある作家さんが「作品ではなく商品と考えていないか」と言っていらしたけど、たしかにそういう側面も出てきてしまったように思います。
私自身も、お預かりして売れないと申し訳ない気持になるので「売れるものを」などと言ってしまったのですが、反省しています。
売れるものではなく、自信作を、作家さんが見せたいと思うものを出していただくようにしなければいけないと思いました。
ですから、数は少なくていいのです。
売る展覧会ではなく、見せる展覧会にするべきではないかとも思います。
その結果として、売れればけっこうですけれど。

ある偉い陶芸家の方ですが、事情があってどうしても何百万というお金が必要になり、買ってくれるという人がいるので、そのために作品を作ったところ、焼成の段階ですべて失敗してしまったそうです。
何十年という作陶生活の中で、お金のために作品を作ったことはなかった。いつも美しいものを作りたい、誰かに喜んでもらいたい、自分が作りたい、そういう思いで作ってきて、その結果として作品が売れてきた。
それなのに、お金のために作ろうとしたので、だから失敗しちゃった。そういう動機ではダメなのだ、とおっしゃっていました。

万華鏡は、もともと実用品ではないのですから、1000円どころかただでもいらないという人もいれば、100万円でも欲しいという人もいる。その証拠に高額でも売れるものは売れています。
やはり作品の力が人の心を動かすのではないでしょうか。
次回、和の万華鏡展は、少し考えて今までとは違う形にしようかなどと思っています。

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コメント

わたしも少し、こじんまりとしていましたね^^
正直、美術館、博物館等では、作品はあまり売れなくても良いのです、、どちらかというと、そういう時の展示は、たくさんの方に見ていただきたいと考えています。

ただ、、今回、少し売れた方が良いのだろうか? と思ったのも事実なんです。

次回のチャンスがあれば、また、がんばります^^
ありがとうございました。

投稿: いちろー | 2010年2月12日 (金) 18時08分

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