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2008年10月21日 (火)

和の万華鏡展出品作品6

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小嶌さんの作品を紹介します。
陶芸家の喜多里加さんと組んでされることが多いのですが、最近は自作の木工作品もあります。小嶌さんの映像は、赤や金を効果的に使った華麗なものが多くて、とても人気でした。しかし今回出していただいたものを見ると、少し変化が感じられます。
暗闇からほのかな光が浮かび上がってくるような映像で、以前のひたすら華やかなものよりも、訴求する力が強いと言いましょうか。
万華鏡も、長くつきあっていると、作る方も見る方も少しずつ変化していくように思います。
最初は単純にきれいさを求めていたのが、次第にそこに何か表現したくなる。偶然性に左右される映像ですが、さまざまな経験からくるもので計算し、自分の感覚や世界を表現したくなる、そういうものを感じるようになります。
そうした作家の意志が感じられると、万華鏡を見るのがずっと楽しくなってきます。
今回の小嶌さんの作品にも、そんな感想を抱きました。
タイトルにいつも凝る彼ですが、今回も面白いです。作品に文学性が感じられるのも、そのタイトルからくるのかもしれません。
写真左は「エディキュラ」、飾壇です。写真中は「フラメル式結晶器」。ハリー・ポッターにも
名前だけですが出てきた有名な錬金術師「ニコラ・フラメル」が、永遠の命をもたらす賢者の石を造る過程で様々な道具が副産物で出来ましたが、その中の一つが「フラメルの結晶器」です。その小型復刻だそうです。
写真はないのですが「ブルカニロ博士の天文台」。宮沢賢治の銀河鉄道の夜に当初想定されていた人物で、ブルカニロと言う数学者で鉄道の中で道案内をする博士から名付けました。結局登場の機会はありませんでしたが、どんな人なのか想像するだけでも楽しいとのことです。
それから連作で作っているのが「アルケミスト」。錬金術師ですね。
たしかに、万華鏡の映像づくりは、錬金術かも(笑)。

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