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2006年9月29日 (金)

サイコロ形万華鏡

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サイコロ形万華鏡は、最初はこれが果たして万華鏡か?ということから、しばらくの間、私の中ではペンディングになっていました。最初に見せられたのは、九州大学の園田高明先生からでした。
10センチ四方の立方体のそれは、内部が鏡になっていて、1点小さな穴を開けてあり、そこから覗くと「驚き!」想像もしなかった世界が広がったのでした。
 そしてここへ来て、そのサイコロ形万華鏡、園田先生は「ふしぎ覗き箱万華鏡」と呼ぶそれのルーツというべきものに、出会うことができました。
 それは現在、女子美術大学の教授で、女子美術大学美術館の館長もなさっているヤマザキミノリさんという方が、もう30年も前に「cumos=キュービックコスモス」と名付けて制作し、実用新案も取られていらしたのでした。そのことを最近になって私どもも知ることとなり、協力していこうということになりました。
 それは園田さんの「覗き箱万華鏡」とは少し違って、鏡面の方にエッチングされたりして、不思議な空間を作りだしています(写真)。「覗き箱」の方は鏡の裏面を削ってガラス面を作り、そこにカッティングフィルムを貼ったり、アクリル絵の具を塗ったりして彩色し、ステンドグラス状にして取り込んだ光が、暗い箱の中で模様を作るのを楽しむのです。
 ヤマザキさんのアーティスティックな映像に対して、園田さんの「覗き箱」はもう少し有機的というか、計算外の驚きがあるような気がします。
 園田さんは、ある時「迷宮の箱」を名付けられたこのサイコロ形万華鏡と遭遇し、魅せられ、以来、伝道師として精力的に国の内外に普及のために飛び回っています。
 そしてこれをユニバーサルアートと位置づけて、病気や障害を持つ人々、子供に対し、ワークショップという形で、喜びを共にする活動をされてきました。
 それと共にこのルーツをずっと探していて、この度ついにヤマザキさんにたどり着いたというわけでした。

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