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2006年4月 8日 (土)

光の芸術

昨日、NHKの番組で名画に描かれた「光」について、なかなか面白い切り口で見せてくれました。ミケランジェロの「モーゼ像」ですが、頭についている角は何かというと、なんとそれは光を表したもの。いわば後光とのことで、古来、人は光に特別な思いを抱いてきたのだといいます。たしかに洋の東西を問わず、宗教画には必ず光背が描かれています。
時代は飛んで、17世紀を代表する画家レンブラントとフェルメールについて。この二人の特徴は、光を実に効果的に使って、絵に陰影を与えているとのこと。とくにフェルメールは当時できた写真技術を応用して、あのように深い印象的な絵を描いたのだということでした。
万華鏡はなんといっても光の芸術だと思っているのですが、光に対する人間の想いというものを考えると、万華鏡になぜはまるのかという原点が見えてくるかもしれません。
光がいっぱいあるところで、よくできた万華鏡のオブジェクトを見ると、なんともいえない幸福感に浸ることが出来ます。ゲーテも死の際に「もっと光を」と言ったと伝えられていますが、人にとって光は絶対不可欠のもの、光を浴びたいという欲求は、誰しもあるものだと思われますが、その光を感じさせてくれるものだからこそ、人は万華鏡に魅せられるのでしょうか。
そして万華鏡のもう一つの要素、鏡も人間の心を迷わせると言われています。その鏡についての考察は、いずれまた。

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