« 3Sコンテストのこと | トップページ | 橘光学さんのこと »

2006年3月 4日 (土)

万華鏡と音楽との相関

ありふれたグッズの集合体で美しい映像を作り出す万華鏡は、音楽と似ています。音楽も単なる音の連なりが、あのような美しいものとなる純粋芸術だと思います。以前、ポーランドのときにご一緒した九州大学名誉教授で物理学者の蔵元先生が、音楽を美しいと感じるのは、ドミソという音の連なりが脳に働いて美しいと感じるからというので、万華鏡も同じ、ありふれたオブジェクトの集合があのように美しい映像を作るのだという私の持論をお話しさせていただきました。
またコンピューターでいくらでも美しい音楽が作れると思うけど、やはり人間の作ったものには叶わない、それは人間の方に「ゆらぎ」があるからだと先生はいいます。美しさというものは「ゆらぎ」から生まれるというお話に魅せられました。日本には「歪み」という美意識があります。完全ではないものに美を感じる日本の心と合わせ、「ゆらぎと歪みについての物理学的アプローチ」をしてもらったら、面白いと思いました。
また音楽が音の連なりだけでは限界があって、古典派によってほとんど完成型にまで高められてしまった音楽が、やがてロマン派の登場でメッセージ性を持ちはじめたように、万華鏡もストーリー性を持った作品がでてくるようになったのは必然と思えます。小嶌淳さんの作品などにその兆しが見える気がします。

|

« 3Sコンテストのこと | トップページ | 橘光学さんのこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/49763/915172

この記事へのトラックバック一覧です: 万華鏡と音楽との相関:

« 3Sコンテストのこと | トップページ | 橘光学さんのこと »